Bonkers 株式会社ボンカーズ

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VOL.41 ああ、憧れの創造空間

ヨコ子/結婚には焦ってないと言いはるアラサー女子
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 とある方から幸運にも譲っていただいたキャビネットが会社にやってきました。高さは140cmほど、観音開き型のキャビネットです。
さあ、"クリエイティビティを刺激するオフィス空間"へと生まれ変わろうじゃないかと、仕事終わりにさくさくキャビネット搬入を始める人たち。

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こういう場面での社員の働きぶりを腕組みで監視する社長


 配置換えをするわけではなく、ただ古いキャビネットと入れ替えるので、それほど大がかりではないものの、なかなかの重労働。やはりこういうとき、男手が多いといいですね。いちおう女である私は「高見の見物 高見の引っ越し あー楽チン楽チン」なんて、昔あったご当地CMを思い出しながら、よく使うのにも関わらず棚の最上部にあったものを新しいキャビネットへと移し替える軽作業にいそしみました。


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最初、入れては出し入れては出しを繰り返していたタカツ氏


 そんななか、ちょっと片付いたと油断してダベる21歳若人のコンビ。

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 見られてますよ。

 さらに、


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 なぜか、おもむろに電話を解体しようとしている新人T中。

 すわ!会社に対するレジスタンス運動かなにか・・・、

と思いましたが、単に受話器のコードが本体に挟まっていたのを取ろうとしていたようです。ときに、若人の行動は予測がつきません。


 作業開始から小一時間。マイナーチェンジではありましたが、ボンカーズオフィスは微妙に使いやすく快適な空間へと変身を遂げたのであります。


 しかし、世の中には個性的なオフィス空間を持った企業というものは、あるものでして。ワタクシはよく「カーサ」とか廃刊となった「エスクワイア」なんかで、オフィス空間の特集を読んでは憧れを抱いていました。

 日本では、小学校を利用した吉本興業とか会議テーブルの中央に畳がある面白法人カヤックなどが割と知られていますが、海外では食堂まで滑り台でひとっ滑り!のグーグルや、回転木馬がある広告会社など奇想天外。こちらの、面白オフィスサイト必見です。
http://matome.naver.jp/odai/2127123475542287701


でも、確かにビジネスマンなら人生の大半を過ごすオフィスですから、できるだけ快適にかつリラックスできて良いアイデアが生まれるような空間というのは大事ですね。

ボンカーズにも、いつかバキバキに固まった身体のコリをほぐす温泉ルームとか、校了前の高ぶった気持ちを落ち着かせる、ししおどしつきの日本庭園ができたら...、と想いを馳せる今日この頃。


 でも、まずは自分のカオスと化したデスクを片づけるところからですね。

 それが、一番大事・・・。




ヨコ子のハッケン日記VOL.31 「自宅で思うヨココ的ライター考」

 
ヨコ子/結婚には焦ってないと言いはるアラサー女子

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 前回のタカツさんのブログを見て、私も忘れかけていた熱い思いが湧きあがってきました。


 140職種・2万人のデータを採集し、科学的な理論から自分に合った職種や向いている仕事のやり方などを提示する「R-CAP」((株)リクルートマネジメントソリューションズ)。受けたことがある人もいると思いますが、私も大学時代に就職活動の一環で受けさせられました。結果、向いている職業第1位が「小説家・ライター」だったんです。
そして今、曲がりなりにもライターになれている私。ときどき、このR-CAPの結果を見ながら、「いやあよかったなあ」なんて自己満足に浸ることがあります。


 誰よりも就職活動に遅れをとり、どうにかこうにか契約社員で販売職に就けたものの、「何かが違う」と感じながら働いていた頃。R-CAPの結果のとおり、本や雑誌、活字まわりのことは好きだけれど、はたして仕事にできるのかと悶々としていました。そんなとき、中島らもが著書のなかで、私同様進路に悩む若者に向けて「ファッションアドバイザーになれなくても、アドバタイザー(広告主)くらいにはなれる」と語っていたのに衝撃を受け、「私もとにかく近いところにはいこう」と腹をくくったのが24歳のときでした。
 しかし、そこからが本当の長い冬のはじまりでございました。
 やはり、なかなか編集やライターの就職口は滅多に見つからず、あっても未経験者を雇ってくれるところなんてありません。「一昨日きやがれ」と門前払いをくらったことは数知れず。職探しに諦めた私は、「仕事がないなら、見つかるまで技術を身につけよう」と、文章講座に通ったり、それらしき催しものに足しげく参加したりしました。おばちゃんに歯の磨き方を延々聞かされたり、なぜかクエン酸を売りつけられたり、多々ありましたが、やっぱり振り返るとどれもあとで何らかのためにはなっているのですヨ。家でも写経のごとく、新聞を中心に気に入った記事をひたすら書きうつしました。多くの人が言っているように、文章を書けるようになるということは訓練あるのみ! なんて、今思えばロッキー的なストイックライフを送っていました。


 わずかながらの武器を手にしつつまた始めた就職活動でしたが、ようやく、27歳にして小さな編集プロダクションに潜り込むことに成功しました。そこでも、何十頭もの牛に囲まれたり、漁船に乗り込み、おう吐を繰り返して後輩に爆笑されたりと、色々なドラマがありました。
 そして、風変わりな名前の会社でライターとして働けているという今。街なかでの取材がメインのため、お店にお客としてではなく取材相手として行くことでの発見というのは数え切れません。埋もれていた人生ドラマが垣間見えたときは、まさにプロジェクトX ! 時間の不規則さや必ずしも文章ばかり書いていられるわけではなく、発狂しそうになることも多々あります。でもやはり、自分が思い描く文章が書けたり、取材相手や読者によろこんでもらえたりすると、うれしいです。ほんと。ただそれだけです。


 ちなみに、R-CAPの向いている職業第2位は、「パイロット」でした。もし、1位がパイロットだったのならば、今頃どうなっていたのかは、知るよしもありません。。。




タカツのハッケン日記Vol.30ラーメン店で思うタカツ的ライター考
タカツ/雑学好きだが薀蓄が玉にキズな1児のパパ。35歳
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  私タカツやヨコ子、アンナが所属しているのは、社内の「制作二部」と呼ばれる部署である。雑誌や広告などで、取材して文章を書くコピーワークや編集作業が主な業務だ。僕はこの仕事に就いてもう7、8年になるが、あらためて自分の仕事についての考察を、このブログを借りてまとめてみた。

 

 我々「ライター」と呼ばれる職業の人間にとって、現場に行って取材をするという行為は日々の業務の一環であり、当たり前だがそれをしないと仕事にならない。某タウン情報誌の取材・編集業務をメインの生業としている我々にとって、その取材先というのは主に飲食店となることが多く、掲載依頼をして取材日時を決め(これをアポ取りと言う)、カメラマンと共に現地(つまり店舗)へ取材に赴くのだ。

 こういう仕事をしていてよく友人や知り合いから言われるのが、「たくさんお店知ってるんでしょ?」とか「タダでメシ食べられてうらやましい」とか、さらには「いい店教えてよ」などという言葉。おおむね「かっこいい」とか「うらやましい」なんていう類の、イメージの良い派手めな評価を頂戴するのである。

 決して悪いことではないのだろう。自分の仕事を良く言われて決して悪い気はしない。ただ、何もこの仕事に限ったことではないが、イメージ通りの「いいこと」ばかりではなく、決して派手な仕事ではない。むしろ、結構地味、だと僕は思うのだ。

 

 確かに取材ではあっちこっちに行く。しかし「会社の経費で毎晩のように取材の名目で飲み歩いた」なんていうような話は僕にとっては遥か遠い昔の神話のようなもの。本当に必要な経費以外は、当たり前だが1円たりとも出ないのが現状だ。そのため、有名でも行ったことのない店は山ほどあるし、「社会勉強」と称して食べ飲み歩くほどの体力もあいにく持ち合わせていない。したがって、人に教えられるほどの「いい店」の引き出しもさほど多くはないのだ。「タダでメシ」にしたって、全部が全部食べさせてくれるわけじゃない。確かに飲食店でメニューの取材をした時には「どうぞ食べていってください」とか「おみやげに持って帰って」なんて言ってくれる店がほとんどだ。味を書かなければならないので、その時はありがたく頂戴する。せっかく作ってくれたのだから、僕のポリシーとして極力全部を食べるようにもしている。だが、もちろん個人の好き嫌いの部分で、僕の好きなものばかりを取材するわけではないし、撮影が終わるとさっさと引っ込められてしまうこともしばしばだ。

 冒頭のように、1日に3軒とか4軒とか飲食店の取材が続くと、最後のほうは満腹で食べられないことだってある。以前、1日に4軒のラーメン店の取材をしたことがある。その日一番最後に行った店で登場したのが、標準的サイズよりもやや大きめな丼で、豚角煮が2つのったチャーシューメンの味噌! まるでゲームのボスキャラのような存在感で目の前に現れ、それまで3杯のラーメンを収めている僕の胃袋を彼は容赦なく攻め立て、痛めつけた。さすがに全部を食べ切ることができず、「かまいませんよ」とお店の人は言ってくれたが、僕は罪悪感を感じたと同時に体調の悪化も感じることとなった。帰宅後に嫁に「顔が土気色をしている」と言われた事はいまだに忘れられない。

 このように、この仕事は意外と体力が必要だし、個人の好みに合わなくても「良くない」とは書けない。取材で気が張った後はPC画面とにらめっこで肩腰が張り、締切りが迫ると鬼気も迫る。いいことばかりではないのである。

 

 それでも、僕はこの仕事が好きだ。

 とにかく面白いのである。

 「いい店」はさほど知らないと先に書いたが、逆に捉えると、まだまだ自分の知らない場所が多い、ということでもある。この仕事は、それら未知の場所や世界に飛び込むことが可能なのだ。行ったことのない店に行く。訪れたことのない場所に行く。知らなかったことを知る。己の探究心や好奇心をビンビンに刺激されるのが楽しくて仕方ない。

 自分が感じた取材先の魅力を的確に文章にできているのかと自己評価すると、残念ながら自信を持ってハイと答えるにはまだまだ躊躇する。少なくとも、僕が楽しいと感じた部分を、自己満足ではなく、少しでも読者に共感してもらえるようにはなりたいものだ。

 

 とある友人に言われた言葉が、もうひとつある。

 「好きなことを仕事にできていてうらやましい」。

 僕はもしかしたら、自分が思っている以上に幸せな環境にいるのかも知れない。そんなことを、取材先でラーメンをすすりながら考えていた。 

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いったい仕事で何杯ラーメン食べたかなど、もはや察する術もない(写真はイメージです)

 




ヨコ子のさっぽろハッケン日記Vol.20?みんなのアメちゃん

ヨコ子/結婚には焦ってないと言いはるアラサー女子
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事務所で仕事をしながら前々から気になっている"会社の風習(?)"があります。

K菅氏のデスク脇に置いてある小瓶。

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何が入っているかというと、飴なんですけど。これが、誰が決めたか社内共用の飴となっていて、男性陣が話のついでに無断でさらっていくという光景をよく目にするんです。


所有者であるK菅氏に尋ねてみたところ「いつ頃からかそうなっていた」との談。いつ頃からかみんなが欲しがるようになり、いつ頃からか地道に補充をしていたと。
その自然体な感じ、さすがです。

K菅氏が体感している"よく取っていく社員"をグラフ化するとこんな感じだそうです。


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そして、「20代のときと比べて段々好みが渋くなってきた...」とも。30代前半のK菅氏ですが今のレギュラーは何と「黒飴」。これから40代、50代と経ていくと、どうなるのか。「ニッキ」とか「塩飴」とか、または意表をついて赤平名産の「塊炭飴」なんて変遷をとげていくのでしょうか。実に気になります。

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塊炭飴

仕事のお供にするおやつアイテムは、みなさんそれぞれ持っているかと思います。
私は「ロッテの梅ガム」。梅のクエン酸が疲れに効くぅ?気がします。おかげで常に梅臭を放っています。
向かいの席のアンナ氏は22歳という若さで、「茎ワカメ」。
後ろの席のK島氏も、やはり飴。でもジューシーな果実系の飴がお気に入りのようです。


甘いものはストレスを緩和するというし、噛みごたえのあるものは脳を活性化するし、やはり仕事をするうえで、おやつとはなかなか手放せないものです。
ちなみに、ドラマでよく見かける3時にティッシュにくるんだお菓子を配る人、というのはなかなか存在しないですよね。1社にひとり居ればうれしいんですけど。




金曜日には空になっていた小瓶。
翌週月曜日の朝には補充するであろうと、決定的瞬間を当日待ち構えていたものの、K菅氏のあまりの流れるような動きに、シャッターチャンスを逃しブレブレでした...。

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手なれた職人のような早技を披露するK菅氏
かろうじて瓶のふたが認識できます