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ヨコ子とアンナのさっぽろハッケン日記Vol13?カリスマ店主がいるうどん屋さん〜
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ヨコ子/結婚には焦ってないと言いはるアラサー女子
アンナ:えっ!イケメンですか?どこですか?誰ですか? ヨコ子:ドードードー。おばさまです。中央区は南3条西9丁目にある、鉄鍋うどん 詩仙洞(ルビ=しせんどう)というお店です。 アンナ:おばさまか・・・。そして鉄鍋うどん・・・。鍋焼きうどんではないんですね。初めて聞いたけど、熱そう?。 ヨコ子:本棚やら猫の写真やらでいっぱいの店内に、各テーブルには山盛りの卵。一瞬「え、誰かの家に来ちゃった?」と、戻ってのれんを再確認したくなる“家感”。
ヨコ子:そして、独特のワールドをびんびんに感じているところに、浮世離れした風情のおばさまが出迎えてくれ、「時間かかるよ。大丈夫?煮込むからね」って。 アンナ:すでにタダものじゃないオーラが出てますね。 ヨコ子:しかも、メニューもなく聞くそぶりもなく、あたりを見回すと、食べているのはみんな黒い鉄鍋に入ったうどんで、メニューは、鉄鍋うどん(800円)一品のみなんだって。
ヨコ子:常連客と思われる人も多くて、たくさんの食器に埋もれながらうどんを食べていたおじさんは、おばさまに命じられて外から三つ葉入りの箱を運ばされていたり。おばさまと会話を楽しんでいた母娘がいたんだけど、食べ終わったら「ごちそうさま?」って言いながら、おばさまを通り過ぎて出口へ・・・。 アンナ:えっ!無銭飲食!? ヨコ子:いや、ツケなのかな、って思ったら、なんと会計がおみくじ方式。入口に置いてあるビンに千円札2枚をさして、箱からいくらかのダラ銭を「ごちそうさまー」ってお釣りとしてもらって帰って行ったよ。 アンナ:あーそういうことですか。全面的に、人を信用したシステムですね。なんか、名前からして仙人っぽい感じだし。 ヨコ子:そうかも。なんか飲食店というよりは、お寺とか集会所の雰囲気。囲炉裏を囲みながら、うどんを食べ食べ語り明かしたい。 アンナ: 囲炉裏があるんですか!? ヨコ子:いや、ないけど。 アンナ:・・・・・・。私も似たようなアットホームな店には行ったことありますけど、あんまりさっきのお客さんたちみたいに、お店の人と話せないんですよね。どうも、気後れして曖昧な返事をしてしまいがちです。 ヨコ子:それが年を取るにつれて話せるようになるんだよねえ。なんでだろう。恥じらいがなくなるのかしら。 アンナ:人って、特に女性は、段々と積極的になっていきますよね。 アンナ:卵の食べ放題って聞いたことない。 ヨコ子:上に載った三つ葉のシャキシャキ食感と、シコシコのうどん。そして、、甘みのあるゴボウがおいしかった。
ヨコ子:ぜひ行ってみて。知る人ぞ知る名物店主らしいから。これを、カリスマと言わずして何と言おうぞ!マイペースなんていう言葉じゃ語れないよ。歌人であり、エッセイや小説も人気の穂村弘の言葉を借りれば、“現実圧に負けない“強さ。 アンナ:は?なんですか現実圧って。 ヨコ子:人ってさ、大抵なにか人に見られながらすることって焦ったりするじゃない。 アンナ:そうですね。よく人に見られながら料理をしたりすると、焦って失敗したりしますよね(涙)。 ヨコ子:会計をしてお釣りをもらって財布に入れるまでのあのもどかしさが嫌で、穂村氏はポケットのあちこちに入れてなくすらしい。たとえ、「遅い」と言われても、自分の仕事を全うする強さを持っているのが現実圧に勝つことだから、正におばさまは勝利し続ける人。ファンになりました。人生相談をしてみたい。 アンナ:さっきの話じゃないですけど、年齢と気質なんですかね?。しかし、占いとか人生相談とか、好きですね・・・。 ヨコ子:なんでも、夏場でも変わらず鉄鍋うどんを出し続けるそうなので、今後も追跡報告します!
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完食したことあります!
カリスマどころでない、白髪がとっても似合うおばさまが、煮込みに負けないうどんを探しまわって三千里(ふるっ)地元旭川市の藤原製麺さん(www.fujiwara-seimen.co.jp/)の麺と使っているとか宣っておりました・・・
うどん派ではありますが、夏の煮込みうどんはしんどいでしょうから、暑くなる前にもう一度いってみたいトコロです。それにしても美味しそうな鉄鍋画像が欲しかった!
そうそう一食入魂で千円札2枚(2,000円)もしないハズですが・・・