やまさん/1人の時間を愛する社会人1年生。落ち着いて見えるらしいが実際は小心者な女。
はじめまして。ボンカーズブログの作成に携わることになりました、「やまさん」と申します。これから少しずつ登場するかと思いますので、どうぞ御見知りおきください。
さてさて。
「カッコいい自分になりたい。」
これはある意味全人類の憧れなんじゃないかと思う。
かくいう私もカッコいい自分になりたいという憧れがある。私にとってのカッコいい自分は、「おいしいお店を知っていて、なおかつ行きつけの店がある」という事だ。
とある芸人さんがラジオで
「おいしい店をたくさん知っているって、すごく格好いい大人だよね。今までどういう生き方をしてきたかが分かるのが、店を知っているってことだと思う」
という話をしていた。知識を蓄え、味覚もよい。たしかに、カッコいい。
食べる事が好き、お酒も好き。そんな私が「おいしい店を知りたい」「行きつけの店を作りたい」と思うのは当然な流れだ。うまい料理を出しうまい酒が飲める店で、馴染みの店主と他愛もない会話を交わす。うーん、カッコいい!
友人の話によると、とにかく、気になる店をしらみつぶしに回ったのちに今の行きつけの店を見つけたらしい。
そうして密かに始めたのが〈行きつけの店を探そうプロジェクト〉。
内容は単純明快。客観的に見て自分がその店にいる姿を「カッコいい!」と思える店を探し、行きつけにしてしまおうというものだ。
知り合いに手当り次第聞いて回るという、なんともアナログな方法でリサーチを始め、集まった情報の中で私が目を付けたのが「地下鉄豊水すすきの駅1番出口周辺」(札幌市中央区南3西1・南4西1付近)である。
ここには表通りだけではなく、細い路地沿いにも店が連なり、レトロな雰囲気を漂わせる店構えは趣があってお洒落。その店でグラスを傾けながら、時には友人と、時にはマスターと語らう。カッコいいぞ、これは。
行きつけになるにはまずは店に入って味や雰囲気を確かめなくては、と意気込み、何軒かに足を運んだ。油そばが有名な「米風亭」やドリンクの種類が豊富な「sinner cafe」、満席になるほどパフェが人気な「バーラー ペンギン堂」、他にも焼鳥、スープカレー、串揚げ屋などなど。どの店も絶品ばかりだ。人に紹介する時はこの界隈の店を勧めるようになったくらいだし、秘密にしておきたい店もある。
お洒落な店でお洒落っぽい写真を撮るのが好き。上から「米風亭」の「油そば」、「ペンギン堂」の「リモンチェッロ」、「sinner cafe」の「ホットココア(マシュマロ付き・冬季限定)」にて
しかし、その店にいる自分は、果たしてカッコいいのか?
結果としては、理想の姿とは違っている気がする。客観的に見て、背伸びをしている感じがどうしても抜けないのである。どんなに繕ってみても、やはり「カッコよくなりたい」と憧れるだけの自分でしかないのだ。何度か訪れているはずなのに未だに緊張する。お洒落な店は、まだ憧れのままだ。
〈行きつけの店を探そうプロジェクト〉はまだまだ続く・・・
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