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アンナとヨコ子とタカツのハッケン日記Vol.24敢行!トマム体験取材第4回(全4回)

アンナ/社会人のタマゴで22歳。夢と希望にあふれているらしい
ヨコ子/結婚には焦ってないと言いはるアラサー女子
タカツ/雑学好きだが薀蓄が玉にキズな1児のパパ。35歳

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ヨコ子:朝4時20分。目を覚まして窓から外を見下ろすと、なんと、タワーがもはやの雲海に囲まれていました。こんな幻想的な風景は見たことがありませんっ! なんだか、杜甫や李白なんかの漢詩が似合いそうな光景です。
 前日は気温が低く雨降りだったという雲、海出現にとっての好条件だったので、これはテラスに行けば信じられない景色が待っているはず、と寝ぼけ眼のアンナさんを引きずっていざ集合場所へ。


 ロビーでタカツさんと合流しましたが、愛妻&愛娘ちゃん(0歳)は旅の疲れで熟睡していた&娘が泣きわめくと大変ということで、1人。なんだかぽつねんと背中に哀愁を漂わせていました。無言の励ましを送りつつ、われわれだんご3兄弟(?)はバスに乗り込み、テラスへ運んでくれるゴンドラ乗り場へと出発しました。


 乗り場には早くも人の列ができており、ファミリーやカップル、山ガール風の女子、など一様に、期待に胸を弾ませた顔をしていました。
そうそう、乗車券は雲海テラスからの風景がポストカードになっているんですよ。テラスに設置されたポストから、大切なあの人へ送ることができるそうです。粋ですねー。

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PH/ゴンドラから遠く愛妻&愛娘に思いを馳せるタカツ氏


アンナ:ゴンドラで山頂までは約15分。雲海を一刻も早く見たい私にとっては1時間のように感じちゃいました。そうして、いよいよ憧れの雲海テラスに降り立ちました。


 眼下にあったのは見渡す限りのもくもくとした雲海! ...というのを期待していましたが残念ながらそこまでではなく、少し遠い下方に雲海が広がっている光景でした。やはりちょっと小雨混じりで天気が悪かったせいでしょうか。でも風に乗って雲海が移動している様子はかなり幻想的。出現の確率が30%という雲海を見れただけでも、かなりラッキーでした。

 それにもう一つ、一瞬ですけど雲の切れ目から太陽の光が差し、一筋の「天使のハシゴ」が見えたんです! 雲海と天使のハシゴという貴重なものをダブルで見ることができて感動しました。

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ヨコ子:そうそう。やはり、自然は人間の思う通りにはいきません。でもこんな早朝に、こんな自然の贈り物をみんなで眺めるなんてぜいたくですね。もともとは、トマムのスタッフさんのみぞ知る景色だったらしいです。

次回は、日頃から慈善的な行いを心がけ、満点の雲海を拝みましょう。ハガキは「雲海なう」の文字をしたためて、大切なあの人ではなくフツーの友達に送りました。

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PH/ヨコ子ではありません。念のため


タカツ:きっと僕の普段の行いが...。
ちなみに、ゴンドラの駅を挟んでテラスの反対側にも行く事ができます。そちら側には「仙人の隠れ雲海スポット」なる場所が。トマムさんには日々の雲海の様子を読み、予報などをしてくれる「雲海仙人」がおり、その仙人のオススメビュースポットとのこと。


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PH/この立て看板を頼りに行ってみると...


 少し歩いた先の山の斜面から、テラスとはまた違った角度からの雲海を眺めることができます。どんな景色なのかは...内緒にしておきますね。これはぜひ実際に行ってご自分の目で見ていただきたい。いやはや、絶景ですよ。

 僕も、絵に描いたようなもくもくとした雲海を見るために、いつか再チャレンジしたいと思います。もしまた来た時に素晴らしい雲海に恵まれたら、日々の行いがよろしくないのはヨコ子さんかアンナさんということで。

9:00〜ラフティングへ
アンナ:雲海の興奮が覚めやらぬうちに朝食を食べ終え、私とヨコ子さんはネイチャーラフティングに参加してきました。トマムから40分ほどの南富良野へと移動し、空知川の穏やかな清流を下りました。楽しいガイドさんのレクチャーや、心地よい水しぶきと木々の緑などのマイナスイオン効果もあってか、リラックスして楽しめましたよ?。


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ヨコ子:ラフティングというと、ものすごい形相で急流を下るイメージがあって、泳げない私たちはパドルがぶつかり合ったり、ボートから濁流に投げ出される姿を想像して戦々恐々としていましたが、全然違いましたね。


アンナ:川を下っていると釣り人も多くいました。川のせせらぎを聞きながらの魚釣りもいいですよね。私も魚を見つけましたよ〜。ヨコ子さんは見つけられなかった様ですけど〜。


ヨコ子:私とアンナ氏のほかに、小学生の女の子がいるファミリー3人も参加していたんですけど、ところどころにある急流スポットをクリアしては、みんなでパドルを掲げてよろこびを分かち合いました。


アンナ:途中、河原にボートを止めてガイドさんが水筒に入れて持ってきたアップルティーをごちそうしてくれ、美味しくて疲れも吹っ飛びました。いやー、すがすがしい時間を過ごせました。

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PH/ガイドをしてくれた"フック船長"は、エンターテイナー精神に溢れた人でした 
絵になります。 まるで、●atagonia などアウトドアブランドポスターのよう


タカツ:我々一家は乳飲み子がいるのでラフティングには参加せず。朝食の後、チェックアウトの時間までトマムの敷地内をゆっくり散歩などをしておりました。大自然ってのはやっぱいいいものですね。普段、札幌の喧騒の中でちまちまと暮らしている自分でも「ああ、僕も地球の一部なんだな...」と立松和平さんのような感想を漏らしてしまいます。

 自然を活かしたアクティビティの数々やホテルのクオリティなど、創意と工夫を凝らしながらサービスの一層の充実を図っているトマムさん。これからもぜひ、北海道の魅力を全国、いや世界へ発信するリゾートとして、期待していきたいと思います。地元・北海道の方にもぜひ利用してほしいですね。特にファミリーはぜひ! 「ままらくだ委員会」のサービスは本当に助かります。

次は冬に来てみたいなぁ。


ヨコ子:と、こんなわけで全行程を終え、アルファリゾート・トマムを満喫しきって家路に着きました。
やっぱり、せっかく北海道に住んでいるのだから、ときには自然とたわむれて色々なことを体感しなければ損だなあと思いましたね。なんだか身体も心も元気になった気がします。

 このような貴重な体験をさせていただき、招待してくださった山岸さんはじめ、トマムのみなさまに感謝です! ありがとうございました!

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